理系男子、英語勉強に物申す

理系男子、英語勉強に物申す

TOEIC600点でアメリカ人女性と結婚した理系男子のお話

筆者と英語との関わり

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当ブログは、タイトルの後半「英語勉強に物申す」とあるように(一応?)英語関連に特化したブログなので、 筆者と英語との関わりについて、ここでは深堀していきたいと思います。

(筆者の自己紹介全般については、記事「プロフィール」をご覧ください。)

小中学生時代

  • 小学生(6年間): 英語との関わりは一切なし
  • 中学生(3年間): 英語教科は丸暗記で何とか乗り切る

正直、中学から始まった英語教科(当時は小学校に英語教育は、なかったはず)は、嫌いな方でした。
…っというか、文系教科全般(国語・社会・英語)は大っ嫌い。それらの勉強(というか暗記もの)は苦痛で苦痛で。。。

一方、理系教科全般は得意でした。
いや、得意というより、勉強で苦労した覚えがない、と言った方が正しいかもしれません。
私は、当時から理系脳だったようですね。。。

そのおかげ(?)か、中学卒業後は、高校ではなく高専(= 工業高等専門学校の略称)へ進学。
次へ進みます。

高専のとき

  • 高専生(5年間): 英語嫌いは相変わらず。でも英語の講義やテストは中学の延長っぽかった。

高専は一般教科よりも、専門教科や実験が大半を占めます。おかげで英語力はまったく育たず。
高専では、英語なんて使う機会、全くと言っていいほどありませんでした。

中学時代に英語が得意だった友達も「高専入ってから英語力が落ちた!」と言っていました。
まぁ、私は当時落ちるほどの英語力すらなかったですが。。。
なお、執筆時の高専1-5年までのTOEIC平均は350点 (L: 214.2点, R:135.8点)[1]。中高生より低いです。

高専で身に付いたことと言えば…私は電気電子工学科だったので、回路理論、電磁気、論理回路などなど。
どれも今仕事で役に立っているのが不幸中の幸い……かな(ぇ。

そんなこんなで高専を卒業し、就職……ではなく、理工学系の国立大学に編入
そう、もっと遊ぶため勉強するために。。。

ん? なぜ英語がそんなにも苦手だったのに国立大学に入れたかって?
実は、高専からの編入試験は、いわるゆ大学受験とは異なり、大学ごとに試験の教科が大きく異なります。
数学・英語だけだったり、英語がない代わりに専門教科ばかりだったり。私の大学は後者でした。えっ、国語に社会(地理歴史・公民)??そんなものないない。知らん知らん。

しかも、受験日は各大学でバラバラなので、1度に複数の国立大の編入受験ができます。
私は3校の国立を受けて、3校とも受かりました(その中で、実家から一番近い大学(偏差値60台)をチョイス)。

英語嫌い・文系ダメでも国立大学に行きたい人には、「中学→高専→大学編入」という道を強くオススメしたい!

大学生時代

  • 大学生 (2年間): 海外ドラマ Friendsにハマる
    • TOEIC 1回目: 435点 (L: 300点, R: 135点)
    • ~2ヶ月後~
    • TOEIC 2回目: 460点 (L: 260点, R: 200点)
      → 大学院英語試験として提出

今までは「英語なんてできなくったって生きてけらぁ!」という生き方をしていましたが、ここで緊急事態発生。
大学院試験ではTOEICの点数を提出が必須、さらには就職時にTOEIC高得点は有利との情報が。。。

…ってなわけで、ここから私の英語勉強生活が始まりました。

このとき、同じく高専から編入したTOEIC800点越えの友達からいただいたアドバイスが……
「海外ドラマ Friends を見ること」
でした。

あまりにも有名な海外ドラマなので説明は不要でしょう。英語嫌いだった私でさえこのドラマにどハマり。
もしかしたら、私は「英語」が嫌いなのではなく英語「勉強」が嫌いだったのかもしれません。。。

大学4年生になったとき、大学院進学のため、初めてTOEICのテストを受ける。
結果は 435点 (L: 300点, R: 135点)。まぁ、初回のテストにしては悪くないんじゃないか?
その2ヶ月後に受けたテストでは 460点 (L: 260点, R: 200点)を取りました。一応平均くらい?
ちなみに、執筆時の理工学系の大学4年生の平均スコアは 465点 (L: 259点, R: 205点)[1]だそうです。

大学院受験では、今の大学の大学院を受けたため、試験は楽勝。
就活用のTOEIC勉強をしつつ、研究を続けてました。

大学院生時代

  • 大学院生(2年間): 学会発表で初めて海外(アメリカ)を経験
    • TOEIC 3回目: 540点 (L: 305点, R: 235点)
    • ~1年後~
    • TOEIC 4回目: 540点 (L: 305点, R: 235点)
    • ~2ヶ月後~
    • TOEIC 5回目: 610点 (L: 375点, R: 235点)
      → 就職用に履歴書に記入

大学院生になってすぐくらいに再度TOEICを受ける。結果は540点 (L: 305点, R: 235点)でした。
執筆時の大学院1年の平均は 510点 (L: 283点, R: 231点)[1]だそうなので、一応安心か?

しかしその後、1年間TOEICの勉強した結果がこれ。
取った点数は 540点 (L: 305点, R: 235点)。

「……え、前回と同じ!?」
いや、その1年間、ちゃんとTOEICの勉強しましたよ。
あの苦労に苦労を重ねた勉強がただの英語力維持にしかならなかったとは。。。
このときはもう、自分の英語力はこれで頭打ちだろうと思いましたね。

一方、大学院の研究の方では…
アメリカでの国際学会でオーラル発表(壇上に上がって自分の研究をプレゼン)することが決定。
資料作りには非常に苦労しましたが、アメリカでのプレゼンは特に問題もなく終了。
このときはタダで研究費で非常によい経験をさせていただきました。

元々肉好きではあったが、特にハンバーガーが好きになったのもこれがきっかけ。

最後、就職活動前にダメもとで受けたTOEICで初の600点越えを実現。
点数は 610点 (L: 375点, R: 235点)でした。これは嬉しい。
執筆時の大学院2年生の平均は 530点 (L: 293点, R: 238点)[1]ですから、
この点数なら、ある程度の自信を持って(?)、履歴書にも書けますね。

しかし、ここであることに気づく。
「あれ? 3回連続でReadingセクションが235点じゃん。。。」
実は、このテストを受ける際、Readingセクションの点数を上げるため、
そっちの勉強の比率を上げていたんです。

このとき思いました、「あぁ、オレって英語…というより国語がダメなんだな」と。

思えば、日本語の活字を読む習慣(つまり読書)がほぼなかった私が、
急に英語の文章を読んで理解しようとすること自体がダメだったのでしょう。
いまだに品詞はさっぱり。(日本語だって、文章の単語一つ一つを品詞で分類するの難しいでしょ?)
そう言えば、中学校の国語は点数が低かったです。。。

「英語は単なるコミュニケーションツールの一つ」と考えるようになったのも、このときからかな。

社会人になってから

  • 仕事
  • プライベート
    • 海外ドラマ How I Met Your Mother にハマる
    • アメリカ人女性と結婚

このTOEIC610点の男が最初に就職したのは、外資メーカーの日本法人。そこで数年間マーケティングをしていました。
「TOEIC610点で外資メーカーの日本法人で働けるのか!?」と驚いた人もいるかもしれません。
そこでは、毎日海外メーカーの人と英語でメールのやり取りをするのはもちろん、
年に1,2回は出張で海外本社に行って、向こうのマーケティングやエンジニアから新製品等のトレーニングを。

まぁ……人間、やる気になれば、その程度の英語力でも普通にやっていけるもんです。
当然、「学生の頃、もっと英語勉強しておけばよかったな……」と思うことはしばしば、でしたが。。。

このとき、「Friendsも面白いけど、それに代わる海外ドラマはないかなぁ」と散策してたところ、
アメリカで、Friendsの再来!?と言われていた How I Met Your Motherの存在を知りました。

これが私の中では大大大ヒット。今でも見続けていますが、このドラマは初めから字幕なしで挑戦(せざるおえなかった)。 これは、Friends同様、仲の良い男女がバカなことをしまくるドラマで(ぇ)、笑いあり、涙あり……
そして怒りあり(最後の最後のエピソード)です。

ここら辺の話が、当ブログでちょくちょく出てくると思います。

その後は、エンジニアとしての職を探し……現在は外資メーカー製品を扱う日本商社で働いています。
ここでは、英語を使う機会は前職より減りましたが、日々英語の資料を読み漁り、
年に1回ほど、海外のメーカーに出向いて、新製品等のトレーニングを受けてます。

で、ここ数年で自分の中での一番大きな出来事が、アメリカ人女性との結婚。
自分でもびっくり。人生、ホント何があるかわかりませんね。

ただ、妻は出会った当時からすでに日本には10年住んでおり、日本語ペラペラ。
そのため、お互いの会話は初回 &初デートを除き、ほぼ日本語でやり取り。
(ただし、メールではなぜか英語。漢字変換のわずらわしさがないからかな?)

また、妻の日本語があまりにも流暢すぎるので、妻が外国人であることを忘れることもしばしば。
下手すると、私よりも日本語が上手かもしれない。。。

ここら辺の話も、当ブログで出てくることでしょう。

まとめ

会社に入っていからそれだけ英語に関わっているんだから、この筆者は、今TOEICを受ければそれなりに高得点が取れるんじゃない?と思っているそこのアナタ。
我々は毎日、日本語を使っていますが、ただそれだけで中高の国語のテストで満点取れますか?
そういうテストを解くための特殊な(?)読解力がなくったって、人と英語で会話したり、海外ドラマや洋画を楽しむことはできるんです。
まぁ、できるに越したことはないですが……

……っと、長くなりましたが、この私と英語との関わりを通して気付いたことをまとめるとこんな感じ。

  • いくら英語嫌いでも、英語勉強が必要になる日は必ず来る
  • 英語ができない人は、自身の「国語力」に問題があるかも……
  • 英語は単なるコミュニケーションツールの一つ
  • TOEICの点数は、英語できない日本人にマウントを取るためだけのもの?
  • 人生、ホント何が起こるかわからない

では、これからもよろしくお願いいたします。

参考文献

  1. 一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会 ETS TOEIC, "TOEIC Program DATA & ANALYSIS"